卒業式に着物を着ることって、みなさんどう思いますか?
私も実は以前、娘の卒業式で着物を着ようか迷ったことがあるんです。
「やっぱり恥ずかしいかな…」って気持ちと「でも特別な日だし着物で出席したいな」って気持ちが入り混じって。
結論から言うと、卒業式での母親の着物姿は全然恥ずかしくありません!
むしろ、素敵な選択だと思います。なぜかというと…
- 着物姿は学校行事にふさわしい正装
- 子どもの門出を祝う気持ちが伝わる装い
- 記念写真が華やかで思い出に残る
- マナーを守れば浮くことはない
- 周囲からの評価も概ね好意的
ただし、着物選びのコツや着こなし方には気を付けたいポイントがいくつかあります。
この記事では、私の経験も交えながら、卒業式での母親の着物について詳しくお話ししていきますね。
卒業式に着物を着る母親が恥ずかしい5つの理由
正直な気持ちをお話しすると、卒業式で着物を着ることに抵抗を感じる方って、意外と多いんです。
周りのママ友たちと話していても、こんな声をよく聞きます。
1. 目立ちすぎることへの不安
やっぱり一番多いのが、「みんながスーツを着ているのに、私だけ着物で目立ってしまうのが恥ずかしい…」という声。
たしかに、卒業式では洋服の方が圧倒的に多いですよね。
30人くらいのクラスで着物を着ている母親は1~2人くらい。
そう考えると、着物姿で会場に入るのって勇気がいるかもしれません。
2. 着付けや所作への自信のなさ
「着物って普段着ないから、変な着方してたらどうしよう…」
「座り方とか、立ち振る舞いとか、失敗したら恥ずかしい…」
こういう不安も多いですよね。私も最初は同じ気持ちでした。
3. 子どもへの配慮
「お母さん、着物で来ないでよ…」って言われたことがある方もいるかもしれません。
思春期のお子さんなら特に気にしちゃいますよね。
私の友だちの中にも、中学生の息子さんから「目立つから嫌だ」って言われて、着物を諦めた人がいたんです。
子どもにとっては、みんなと違う格好の親がいるのが恥ずかしく感じる年頃なのかもしれません。
4. 動きにくさの心配
式典のあとの準備や片付け、写真撮影など、あちこち動き回ることも多いですよね。
「着物だと動きづらくて、周りに迷惑をかけちゃうかも…」
「階段の上り下りが大変そう…」
「椅子に座ったり立ったりするのが心配…」
こんな不安も、着物を選ぶのをためらう理由の一つかもしれません。
5. 周囲との違和感
「私立の学校なら着物の人も多いけど、うちは公立だし…」
「地域柄、着物を着る人があまりいないんです」
学校や地域の雰囲気によっても、着物を着ることへの抵抗感は変わってきますよね。
でもね、こういった不安や心配はすべて解決できるんです!
むしろ、着物を着ることで素敵な思い出になる理由がたくさんあるんですよ。
卒業式に着物を着る母親は恥ずかしくない7つの理由
私は結局、娘の卒業式で着物を着ることにしたんです。
そしたら、思っていた以上に良かったんですよ。
その経験から、着物を着ることのステキな理由をお伝えしたいと思います。
1. むしろフォーマルな装い
実は着物って、スーツよりもフォーマル度が高いんです。
特に訪問着や付け下げは、日本の伝統的な正装として認められていて、学校行事にもピッタリ。
「派手すぎる」なんてことは全然ないんです。
2. 特別な日にふさわしい
卒業式って、人生の大切な節目ですよね。
お子さんの成長を祝う特別な日だからこそ、普段とは違う装いで参列するのって、すてきだと思いませんか?
着物姿は「ハレの日」にふさわしい装いなんです。
3. 写真映えする
記念写真を撮ると思いますが、着物姿はとっても映えるんです!
卒業アルバムに載る写真や、家族アルバムに残る一枚。
後から見返したときに「あの時、着物を着てよかったな」って思える瞬間が必ずあります。
4. 周囲からの評価も◎
「素敵ですね」
「やっぱり着物は華やかでいいですね」
「日本の伝統って大切にしたいですよね」
意外と、周りの方からこんな風に声をかけていただけることが多いんです。
5. 子どもの誇りに
最初は恥ずかしがっていた子どもたちも、意外と「うちのお母さん、着物できれいだった」って友だちに自慢したりするんですよ。
まだ小さい子供でも、実は親の晴れ姿を誇らしく思ってくれているものなんです。
6. 学校側も歓迎
「式の格が上がる」という理由で、着物姿を歓迎してくださる学校も多いんです。
むしろ、着物で来てくれる保護者がいることで、式典の雰囲気が引き締まるって評価をいただくことも。
7. 日本の文化を伝える機会
子どもたちに日本の伝統文化の素晴らしさを伝える、よい機会にもなります。
着物を着る機会が減っている現代だからこそ、母親の着物姿を通して和の文化に触れてもらえるのって、とても意味のあることだと思うんです。
卒業式に着物を着る母親は周囲の人にどう思われている?
着物姿の母親に対する周囲の反応って、実際のところどうなのでしょうか?
私も気になって、いろいろな方にお話を聞いてみたんです。
先生からの評価
意外だったのは、先生方からの評価がとても高いということ。
「式の雰囲気が引き締まってよい」
「伝統的な装いで、子どもたちへの良い教育にもなる」
「記念写真が華やかになる」
このように、好意的に受け止めていただけることが多いんです。
他の保護者からの反応
保護者の方々からも、実はステキな反応をいただけることが多いんですよ。
「私も着たかったけど、勇気がなくて…」
「次の機会は私も着物にしようかな」
「日本の伝統って大切にしたいですよね」
着物姿をきっかけに、素敵な会話が生まれることも。
子どもたちの反応
子どもたちの反応も面白いんです。
「○○くんのお母さん、着物すっごくきれいだった!」
「和服って新鮮でかっこいい!」
意外と子どもたちの方が純粋に着物の美しさを受け止めてくれるのかもしれませんね。
母親が子供の卒業式に着物を着るデメリットとメリット
ここからは、私が実際に経験した着物を着ることのデメリットとメリットをお話ししますね。
5つのデメリット
- 準備に時間がかかる
式の当日は早起きが必要 - 着付けの手間
自分で着られない場合は美容院などの予約が必要 - 天候への配慮
雨の日は着物が濡れないよう気を使う - 動きづらさ
階段の上り下りや長時間の正座に注意が必要 - 費用面
レンタルでも着付けも含めると、スーツより高めになることも
でもね、これらのデメリットは事前の準備で十分対応できるんです。
5つのメリット
- 特別感が演出できる
一生の思い出に残る装いに - 写真が華やか
アルバムを見返すたびに素敵な記念に - 礼節を示せる
フォーマルな場にふさわしい装い - 文化継承
日本の伝統美を次世代に伝える機会に - 新しい出会い
着物がきっかけで素敵な出会いや会話が生まれることも
子供の卒業式に着物をおすすめする人、おすすめしない人
着物姿で卒業式に出席することは、人それぞれの価値観や環境によって向き不向きがあるんです。
ここでは、どんな方に着物がおすすめで、どんな方には別の装いをおすすめしたいか、詳しくお話ししますね。
着物をおすすめする人
「日本の伝統文化に興味がある」というお母さんには、ぜひ着物での参列をおすすめしたいです。
たとえば、お茶やお花、着付けなどの習い事をされている方なら、その経験を活かせる素敵な機会になりますよ。
また、「家族の記念写真を大切にしたい」という方にも着物はピッタリ。
着物姿はフォーマルな写真にとても映えるんです。
着物をおすすめしない人
一方で、以下のような方は、洋装のほうが安心かもしれません。
「朝、時間に余裕が持てない」
「着物を着ると体調が優れない」
「式のあと、すぐに用事がある」
特に式典のあとに用事が入っている場合は、動きやすい洋装のほうが便利ですよね。
やりすぎ感がない母親の卒業式における着物の着方
せっかく着物を着るなら、やりすぎ感なく上品に着こなしたいですよね。
私の経験から、いくつかコツをお伝えします。
着物選びのポイント
「華やかすぎない色を選ぶ」というのが鉄則です。
たとえば、薄いグレーや淡い水色、優しいベージュなど、落ち着いた色味を選ぶと上品な印象に。
派手な赤や原色は避けたほうが無難です。
柄も控えめなものを選びましょう。
桜や梅などの花柄なら、小さめの柄が散らされているものがおすすめ。
帯と小物の選び方
着物を選んだら、次は帯と小物です。
帯は着物より少し濃い目の色を選ぶと、引き締まった印象に。金糸や銀糸が入っているものも素敵ですが、キラキラしすぎないものを選びましょう。
バッグや草履は、シンプルな白やベージュがおすすめです。
光沢の強いものは避けて、マットな質感のものを選ぶとやりすぎ感が出ません。
ヘアスタイルのコツ
髪型も大切なポイント。
華やかすぎる夜会巻きは避けて、シンプルなシニヨンや、後ろで低めにまとめたスタイルがおすすめ。
髪飾りも、キラキラしたものより、落ち着いた色味の小さめのものを選びましょう。
「恥ずかしさ」の正体とその解消法
着物に対する「恥ずかしさ」の感情って、実はとても興味深いものなんです。
なぜ私たちは着物を着ることに恥ずかしさを感じるのでしょうか。
それは、現代の日常生活から和の文化が遠ざかっているからかもしれません。
でも、それって少しもったいないことだと私は思うんです。
恥ずかしさの原因を考える
着物への恥ずかしさは、主に3つの不安から生まれているように思います。
- 「目立つことへの不安」
- 「マナーを間違えることへの不安」
- 「場違いに見られることへの不安」
でも、これって考えてみれば不思議なことですよね。
だって、卒業式でスーツを着るときには、こんなに悩まないですよね。
それなのに、なぜ着物だと特別に意識してしまうのでしょう。
私なりの答えは「着物を特別視しすぎている」ということ。
着物も、その場にふさわしい正装の一つなんです。
よくある質問
卒業式での着物姿について、よくある質問にお答えしていきますね。
Q. 雨の日でも着物で大丈夫?
はい、大丈夫です。ただし、いくつか工夫が必要です。
- 長めの傘を用意する
- 防水加工のコートを着る
- 足元は滑りにくい草履を選ぶ
雨の日は裾が濡れないよう、少し短めに着付けてもらうのもポイントです。
Q. 着付けにはどのくらい時間がかかる?
着付け専門店や美容院での着付けは、だいたい40分から1時間くらい。
予約時間は着付けの所要時間に加えて、会場までの移動時間も考慮して余裕を持って設定することをおすすめします。
まとめ
卒業式に着物を着ることは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、子どもの人生の節目を祝う素敵な選択になるはずです。
今回のポイントをまとめると
- 着物は卒業式にふさわしい正装の一つ
- 控えめな色柄を選べば浮くことはない
- 周囲からの評価は概ね好意的
- 子どもの成長を祝う気持ちが伝わる
- 一生の思い出になる記念写真が残せる
着物を着ることに迷いがある方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
きっと素敵な卒業式の思い出になるはずです。
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